塗装ブログ

塗装ブログ

2015.1.21

タスペーサーについて

アパートの改修工事が終わりました。
こちらのアパートは2度目の塗替えだそうです。
ここの屋根はカラーベスト(コロニアル)屋根です。
このタイプの屋根には 「縁切り」=「タスペーサー」 が必要です。

もともと屋根材は、裏側に入った水(水分)を排出できる仕組みになっています。

DSCN0862

瓦の上下の重なり部分、ここにはほんの少し隙間があります。この隙間が大切なんです。
ここが塗料でふさがってしまうと、水分の排出ができなくなってしまいます。
そして、それは雨漏りの原因になったり、ひどくなると下地が腐朽してしまうことがあります。

屋根材に通気性をもたせるための隙間を開けるために、ここの部分に「タスペーサー」を挿入します。
DSCN0864
これがタスペーサーです。(1㎡辺りに約10個使用します)

丁寧な高圧洗浄→しっかりと乾燥させる→下塗り→(タスペーサー挿入)→中塗り→(タスペーサー挿入)→上塗り→完成(タスペーサーは抜きません)
                            ※塗料により手順が異なります※
DSCN0865